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思い出に残る公園づくりにむけた小樽市の取り組み

北海道 小樽市

公開日 : 2025年2月17日 移住・定住、 関係人口の創出・拡大

取材者 日下智幸 / 瀬戸株式会社

天狗山から見た小樽市内。中央が小樽公園

北海道有数の観光都市として知られる小樽市。風光明媚な小樽運河や新鮮な魚介料理を目的に、多くの人が訪れています。一方では人口減少が続いており、子育て世代の定住や移住を促進するために不足している子どもの遊び場を整備することが課題となっています。小樽市が2027年夏の完成を目指して取り組んでいるのが、小樽公園 「こどもの国」 リニューアルプロジェクトです。このプロジェクトの背景や事業にかける思いを、担当者にお聞きしました。


小樽市民の心のふるさと「こどもの国」を復活させたい


高さ約7m、わずか6基のゴンドラをもつ観覧車。この観覧車はかつて小樽公園にあった「こどもの国」のシンボルで、多くの市民に愛されてきました。2006年の「こどもの国」閉園にともない姿を消してしまいましたが、いまでも観覧車のある風景は多くの大人たちの記憶に残っているといいます。
小樽公園 「こどもの国」 リニューアルプロジェクトは、単に小樽の中心地に新しい公園を整備するだけではありません。かつての「こどもの国」のような記憶に残る遊び場を復活させることで、子どもたちに郷土愛を育んでもらいたいという思いも込められています。

「こどもの国」にあった観覧車

子育て世代の要望を受けて、プロジェクトが始動


市民の声がプロジェクト立ち上げのきっかけだったと、公園整備担当の岩本さんは話します。「小樽市内には、遊具が置かれた小さな公園はいくつもありますが、親子で遊びに行きたくなるような大きな公園はありません。市民アンケートでたくさんの要望をいただき、公園の場所として候補に挙がったのが小樽公園でした」と続けます。小樽公園は明治時代から続く歴史ある公園で、小動物園や遊園地などがありました。昭和45年(1970)には「こどもの国」が開園し、家族みんなで楽しめるプレイスポットとして親しまれてきました。しかし、施設の老朽化や維持管理費の増加などから2006年に閉園を余儀なくされ、それ以降はいくつかの遊具がある広場として細々と存続しています。
「東西に細長い小樽市のほぼ中心にある小樽公園は、歴史的にも小樽のシンボルといえます。子育て世代のニーズにあった遊具広場の候補地として、これほどふさわしい場所はほかにありませんでした」と話す岩本さん。こうしてプロジェクトはスタートしました。市民からの要望を受けて、いろいろな世代の子どもたちがのびのびと遊べる遊具広場の完成イメージができあがり、2027年の完成に向けて準備が着々と進んでいます。

こどもの国完成イメージ

いまの子どもたちに、心のふるさとを与えたい


「こどもの国で遊んだ日々はいまでもはっきりと覚えています」と話すのは、ふるさと納税担当の松尾さん。「幼少期の写真を見返してみると、観覧車やそのほかの遊具で遊んでいる写真がたくさんありました。写真から幼い記憶が蘇り、懐かしい気分にさせられています」と松尾さんは続けます。実際、40~50代の大人たちにとって、こどもの国は思い出深い遊び場のひとつで、幼いころの記憶を呼び戻すシンボルになっているといいます。
今回のプロジェクトは、誰もが気軽に訪れることができる公園を整備することで子育て世代のニーズに応えたいというものです。これによって、子育て世代の市内への定着や移住促進につなげたいとする一方、いまの大人たちと同じように、記憶に残る遊び場を子どもたちに提供したいという気持ちも強いといいます。「完成後の公園を利用する子どもたちは、かつてこどもの国で遊んだ人たちの孫世代にあたります。祖父母たちの遊び場が孫たちの遊び場になる。世代を超えて愛される公園を通じて、小樽市への郷土愛を育んでいただければ」と、岩本さんは話します。

小樽運河

未来への投資で、持続可能なまちづくりにつなげたい


小樽公園においては、公園内の総合体育館を建て替える計画も同時に進められているほか、災害時の一時避難場所といった防災機能の整備も計画されています。「プロジェクトの総事業費は11億5,000万円ほど。人口10万人のまちにとっては膨大な費用で、完成後にかかってくる多額の維持管理費用も覚悟のうえです」と話す岩本さん。少しでも財政負担を軽減するため、今回、企業版ふるさと納税を活用することにしたといいます。
「このプロジェクトは、小樽市の将来を担う世代にまちへの愛着をもってもらうことで、持続可能なまちづくりへとつながるものと考えています」と松尾さん。「小樽市にゆかりのある方々はもちろん、観光で訪れたことがある方など、少しでも市に興味をもってくださる方からの温かいご支援をお待ちしています」


[]#未来への投資で、持続可能なまちづくりにつなげたい
小樽公園においては、公園内の総合体育館を建て替える計画も同時に進められているほか、災害時の一時避難場所といった防災機能の整備も計画されています。「プロジェクトの総事業費は11億5,000万円ほど。人口10万人のまちにとっては膨大な費用で、完成後にかかってくる多額の維持管理費用も覚悟のうえです」と話す岩本さん。少しでも財政負担を軽減するため、今回、企業版ふるさと納税を活用することにしたといいます。
「このプロジェクトは、小樽市の将来を担う世代にまちへの愛着をもってもらうことで、持続可能なまちづくりへとつながるものと考えています」と松尾さん。「小樽市にゆかりのある方々はもちろん、観光で訪れたことがある方など、少しでも市に興味をもってくださる方からの温かいご支援をお待ちしています」


小樽公園 「こどもの国」 リニューアルプロジェクト

語り手

公園整備担当

岩本さん

自治体

北海道 小樽市

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